【メルマガ共有】人材育成の導線とは?_132

2021.05.07

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

仕事柄人事の教育担当の方とお会いする機会が多いのですが、たまに、研修をすることが目的になってしまっているケースがあったりします。
若しくは、研修すれば社員が変わる、と思っているケース。

勿論研修の効果を最大化するために我々講師も頑張りますが、でも、やはり限界があります。だって、研修の中でしか参加者との接点がないので。
となると、大切なことは、研修含め参加者の行動変容をどう起こすのか?という導線の設計を育成担当はしないといけない、と言う事です。
と言う話をよく人事の方にはお伝えしているし、その導線作りの支援をしているのですが、ちょうどいいタイミングで立教大学の中原先生のブログでこんな事が書かれていました。(詳しくは以下リンク参照ください)
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/12670

一般には、研修の評価には
1.反応レベル(ex. 研修終了後のアンケートで満足度などをとる)
2.学習レベル(ex. 研修終了あたりに到達度テストを行う)
3.行動レベル(ex. 研修終了後に、職場の実践度合いを問う)
4.成果レベル(ex. 研修終了後に、職場の成果の向上を問う)
5.利益レベル(ex. 研修終了後にいくら儲かったかを問う)

といったレベルがあると言われています(識者の方によって違う)。
しかしながら、ブログ記事なので細かいことは、はしょりますが、今現在の定番の考え方は、

1.研修が4や5までに直接影響は与えない。4と5を支えるための人的資本の整備(職場での実践の改善)を行うことが研修の仕事。4と5に対しては間接効果をもっているが、直接効果はもたない
2.研修は3の「職場の実践の改善」までは保障しなければならない。だから、研修評価は3の「行動の変化」までは最低とりましょう!(ここは最低限)

とのこと。
つまり人材育成の企画をするときは、研修の中では「参加者が実際職場で今日の研修内容をどのように実践するのか、行動レベルで考え決定すること」
までは絶対に担保しないといけない。

つまり、「いい研修だったね」ではだめで「明日から何を具体的にするのか?」は絶対に決めないといけない。
明日からこれやったらチームも自分も変わりそう、という武器を手渡すのが研修であって、良さげな考え方を注入するだけじゃ足りないんです。
だって、決めないとしないから。

そしてその後も肝心です。
実際にその行動が定着するための、周囲(参加者の上司や人事)の支援の仕方を決め、必ず後追いすること。
これをしないと行動変容が起きなかったり、習慣化しなかったりします。
だって、元に戻ろうとする力が強いから。

そして研修で狙っている行動変容は、仕事の効果性を高める行動出ないといけない。
と言うことは研修の設計をする段階で、そもそも成果につながる行動とは何かを言語化し、そこに近づける支援の一つの手段が研修だということです。

私はたまたま人事時代このような事を教えてくれるコンサルタントの方に出会えたので本当に助かりました。
勿論これは研修だけではなくて、制度設計も同じ思想なんです。
なので、採用、育成、評価のサイクルで人を育成する、という流れを作り、結果組織風土が変わっていきました。

そう。私ラッキーだったんです。そのコンサルタントの方から沢山学ぶことができ結果もだすことができました。
今の私は企業の人材開発の効果性を高める支援が仕事です。

行動の定着をどのように行うのか?
一緒に考え実践していきましょう。

結局人が育たないと企業は衰退しちゃいます。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

★「課長と組織を変える研修講師」
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
オンラインもオフラインも提供しています。

事業案内(企業研修)

★「コーチング」
「人生におけるミッションとは作るものではない。発見するものである。」とビクターフランクルは言っています。
どう生きたいかは自身の内側にしかありません。それを発見し、言語化し、イキイキ生きる支援をしています。
そんなイキイキ生きる人を増やしていく事が私のミッションでもあるのです。

事業案内(コーチング)

★「DiSC」
DiSCを活用し、人とのかかわり方を科学的に、効果性を高める支援をしています。自己理解を深めることで他者理解が深まり、結果他者とどう関わるか?が変化します。組織内コミュニケーションの効果性を高めることができます。

事業案内(DiSC)

★「動画学習」
現代のチームマネジメントのスキルがすきま時間でスマホで学習できる全58本の動画を使った反転学習はこちら。

反転学習

★電子書籍『ワークもライフも欲張ればいい。』購入はこちらから。

【速報】電子書籍を出版しました!

************************************************
■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
************************************************