昨日登壇したOJT指導者研修で気づいたこと。
結構年上の部下(後輩)がいる人って多い、ということ。
それだけ雇用も流動化しているとも言えるのでそれは別に悪くないことではありますが、その年上の部下・後輩にモノを伝えるときに困っている、そんな話を聞きました。特に、フィードバックの伝え方。
つまり、褒めるも叱るも伝えられない、ということなのです。
分からないでもないですが、これをきちんと伝えないと、年上の部下・後輩は育ちません。
もっと言えば、自分に関心を持ってもらえていない、とも思われてしまいモチベーションが下がっていきます。
でも、言いにくい。
私が会社員時代にやっていたコツは2つだけ、です。
①率直に端的に敬語で伝えること。
②褒めるときもIメッセージで。
①については、年下の部下に対しても一緒です(敬語以外)。
回りくどく言うと伝わりません。短い分でシンプルに。ただ、事実だけを「敬語で」伝える。
例えば「この書類記入漏れがあるのでもう一度提出してください」とか、「納期昨日でしたよね?どうされました?」とか。
勿論嫌な表情とかは一切しませんが、事実をシンプルに伝えることで相手にも伝わりやすくなります。
敢えて言えばやや、お願いしますね、というモードはあったかもしれません。
でも、不備のあった仕事を私が「やっときますね」ということは基本なく、差し戻しをしていました。
②についてですが、年上の人に「仕事はやいですね!」とか言うとちょっと偉そうな感じがしませんか?相手を評価しているような。年下の人だと気にはならないのですが。
なので「●●さんテキパキ仕事されるので、めっちゃ助かります」みたいにIメッセージで伝えていました。
でも、年上の部下・後輩もきちんとフィードバックするとそれはそれで受け止めてくれる人が多かったです。
自分が年下だけど上司・先輩になったのも、あくまで「役割」です。
偉くなったわけじゃない。
なので、シンプルにその役割を果たすのがベターだと思います。