全豪オープンテニス準々決勝の錦織の試合が思わぬ結果となり早く終わったので、読書2枚ぬき。
タイトルと中身のギャップがすごい。
著者の狙いは「感じるままに生きるのもいいけど、ちょっと考えてみると面白いよ」ということ。
本書内には小さな日常の出来事が書いてあるが、それぞれちっちゃいオチがある。
「あ、そういうことね。」って感じの。
例えばアリの大群が橋が架かっていない川の向こう側に行きたいとき、(その横をノミが飛び跳ねて川を渡っている)飛ぶのではなく穴を掘って川をくぐる。
つまり、二次元から三次元に思考をいれている。
自分が新しい電池か古い電池かを知りたければ電化製品に自分を入れて、うんともすんとも言わなければ自分は古い、ということ。とか。
なんでこのアスファルト、剥げてるの?とか。
そういった小さなものに思考を深めてみると面白いし、哲学ってそこからスタートなんだと思います。
で、思考を少しだけ深めてみると「そういうことね」という気づきがある。
それって大体原則論。
モノの見方を変えてみたり、価値の測り方を考えてみたり、思考は考えるところから始まる。
という習慣を持つと日常の風景も面白くなるかもね、と少しだけ思えました。