ここにきて日韓関係が本当に冷え込んでいる。
だからうかつな発言は控えたいところでこの話題の本を読了。
先にお伝えすると私は歴史への造詣は全くありません。なので、JUST本書を読んだ感想と理解してください。
これまでの報道も色々見ていますが、実は素人目にはもう何が事実か分からなくなってきています。
だってまさか新聞が歴史事実を捏造するなんて思いもよりませんでした。
同じく、同じ日本人が話題作りのために適当に事実をでっちあげるなんて思ってもみませんでした。
勿論韓国の世論も難が本当なのか分かりません。感情が先行しているようにしか見えないからです。
なので、この手の話からは私はずっと距離を置いていました。
ここで本書。
著者は韓国人。
別に日本贔屓ではないようです。
むしろ祖国愛にあふれている。そんな印象を受けました。
でも、歴史と言う事実を捏造する。歴史の専門家としてそれは良心が許さない。
そんな気持ちから執筆されています。
私が読んだ限りでは冷静に、客観的に歴史を語っているように感じました。
全ての主張に根拠があり、その根拠が客観的なものなので。
むしろそこにこだわっている。そんな印象です。
勿論日本の事を特別よく書いていることもありません。
ただ、歴史的な事実は誘導できてしまう事。
時間をかけて国民感情を醸成する。それでねつ造されたものが事実と認定され、結果反日感情を煽っている。
それをすることで誰が得をするのかは分かりません。
でも、本書が日韓関係の融解の一助となった暁には、これ、もしかしてノーベル平和賞くらいのインパクトがあるのではないかと思ってしまいました。
それほどまでに勇気がある出版だと思います。