本日2枚ぬき。
創業者がいなくなり、その腹心のNO2もいなくなり、外から来た社長に代わっておかしくなった池田の会社。
そして創業社長に心酔していたメンバーはどんどん飛ばされていく。
池田もその一人。
資源社長は元銀行マン。そしてどっかのコンサル会社から引き抜いた役員が現NO2.
この2人が現場をないがしろにし、社員をないがしろにし、数値管理「だけ」をすることで業績は伸び悩む。(悪いわけじゃない)
という会社でクーデターを起こす話。
やや現実離れしているけど、この飛ばされた池田の成長の過程はリーダーシップをどう発揮していくか?という面では参考になる。
会社を立て直すとかと言う壮大なテーマでなく、チームマネジメントにも通じる話なのでマネージャーの方には是非。
ただ、やや具体論に欠けるので物足りなさを感じる部分もある。物語として読むくらいが気持ちよい。
ただ、会社経営ってやはり「想い」が大事だな、と。
お金儲けとか効率とかよりも、世の中にどんな影響を与えたいのか?どんな喜びを届けないのか?
ここを共有しないと、働き甲斐が失われていく。
つまり、自分のしている仕事は社会的に意義がある。と感じられているかどうかが問題。
経営理念もそうあるべき。
価値とか顧客満足の提供とかふわっとしたものではなく、具体的に誰に何を届けたいの?
これを言語化して共有することで初めて事業の目的や目標が共有できたともいえると思う。
つまり、数値目標なんて後付けの話。
数字を目的にしてはいけないな、というのは心底共感。
そうすることで働くことが面白くなり、働いている人が面白がっていれば自然と顧客満足度は向上する。
社員を仕事でどれだけ喜ばすことができるか?
これをトップもマネージャーも考え、体制や制度を作らないといけないな、と思います。
そして何が残念って読み終わった時に「この本2回目」と言うことに気づいた俺。。。