浅田次郎『蒼穹の昴』シリーズ第5部?

中国を舞台にしたこのシリーズ。

「蒼穹の昴」「珍后の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」からの、この天使蒙塵。

1800年代の清王朝の盛衰から張作霖の話、つまり満州が部隊。

そして1900年代になると日清日ロ戦争があったり、アヘン戦争があったり、辛亥革命があったり部隊が中国にとどまらず周辺国や欧米も絡んでくる。

特に今回の話は日本も密接に絡んでいるので、歴史の勉強にもなります。

正直話が壮大なのでレビューとか書きにくいのですが、なんでここまでモリカワ夢中になって読んでしまうのか?

歴史の裏側、というか、自分が知らなかった事実を知れる楽しさと、国対国の中で戦争が起こったりしていますが、その内実は権力者の保身だったり、欲だったり。

本当に国のためにを貫いている人って少ないよね、と読みながら感じますが、だからこそ利他の心で国や世界のために動く人がかっこよく見えるのだと思います。

そしてこのシリーズ、どこまで続くのでしょう・・・。