ロゴ

課長と組織が変化する研修講師、clear kyotoの森川です。

先日「問題解決力を養う」というテーマの研修に登壇していました。
このメルマガでも常々お伝えしていますが、問題解決において最も重要なのは「問題発見」です。
問題を見つけられるかどうかが第一歩。
その解決法に関しては過去に沢山の事例があるので、大体すぐに得ることができるからです。

と、研修の中でもお伝えしていたのですが、実は対策案を考える時に2つの事に気付きました。
この研修、過去にも何度もやっているのですが、問題に対して真因分析をして(特性要因図とかWHYツリーで)真因が特定できると、大体それを解決する対策案って沢山出てくるんです。
でも、この日はそうじゃない方がおられたんです。
どこで詰まっているのかなと様子を見ていたのですが、

「問題を分解できていない」

ことが原因でした。

つまり、問題を引き起こしている要因の塊が大きいので、対策が特定しにくい。
なので、要因をもっと分解してみて細かくするとあっさりと対策案は出てきました。

昔の上司に「分ければ分かる」と言われていた意味がよくわかりました。
これが1つ目。

そしてもう一つは、対策案は沢山出しておいて、とにかく手数を出していく、と言う事。
1つの対策を実施してもそれが有効かどうかはわからないですよね。
効果が出なければさっさと路線変更する。
手数を出す準備をしておこう、ということです。

様々な状況が都度変化するこの世の中。
自分が考えている打ち手が通用しなくなるケースなんて山ほどあると思います。
過去上手くいった例も今回上手くいくかどうかは別問題。

だから違うと思えば打ち手を変えていく。
その前提を持つことが大切。

だから対策は沢山出しておいてどんどんやってみる。
合わなければ即変更。

なんやかんやで求めているゴールに届けばいいのです。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

★「課長と組織を変える研修講師」
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
オンラインもオフラインも提供しています。

事業案内(企業研修)

★「コーチング」
「人生におけるミッションとは作るものではない。発見するものである。」とビクターフランクルは言っています。
どう生きたいかは自身の内側にしかありません。それを発見し、言語化し、イキイキ生きる支援をしています。
そんなイキイキ生きる人を増やしていく事が私のミッションでもあるのです。

事業案内(コーチング)

★「DiSC」
DiSCを活用し、人とのかかわり方を科学的に、効果性を高める支援をしています。自己理解を深めることで他者理解が深まり、結果他者とどう関わるか?が変化します。組織内コミュニケーションの効果性を高めることができます。

事業案内(DiSC)

★「動画学習」
現代のチームマネジメントのスキルがすきま時間でスマホで学習できる全58本の動画を使った反転学習はこちら。

反転学習

★電子書籍『ワークもライフも欲張ればいい。』購入はこちらから。

【速報】電子書籍を出版しました!

★このメルマガは以前森川と何らかの形で名刺交換をさせていただいた方に送信しています。ご無沙汰の方もおられると思いますが、是非この機会に再度ご縁を繋げられたらと思っております。

************************************************
■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
************************************************

おはようございます。
clear kyotoの森川です。メルマガの共有です!

先日登壇した問題解決研修より。
問題解決研修と言うタイトルなのですが、実は今は問題解決能力って重要じゃないのです。

「ええーーーっっ?」と言われそうですが、本当です。
何故か?

それは、問題解決する手段や方法が世の中にあふれているからです。
その代表格が「グーグル先生」です。

ぐぐったら何でも応えてくれます。

じゃ、管理職に必要な能力とは?
それは、「問題発見力」です。
(というか、全てのビジネスパーソンにとって、ですけどね)

問題を解決し、より良い仕事をし続けることが大切なのですが、そもそもその「問題」を見つけないと話は始まりません。そして結構ここが抜けているが故に、仕事が上手くいかないケースが本当に多いです。

その問題発見力のカギになるもの。
それは、「あるべき姿」をいつも見ているか?と言うことです。

そもそも問題とは何か?
問題とは、『あるべき姿や目標と現状との間にギャップがある状態』を問題、と言います。

基準が「あるべき姿」なのです。
このあるべき姿を見失っている人は少なくありません。

うちの業界はそういうものだから。
昔からこうだから。
これくらいでいいよね?
そんなもんでしょ?
忙しいし無理。

とかね。

つまり、あるべき姿の基準が下がることによって、問題が問題に見えなくなってしまうのです。
はっきり言えば、問題っていつもあるんです。
だって、顧客クレームゼロがあるべき姿ですが、ゼロにはならないですよね?
それでいいんです。
1件でもクレームがあればそれを解決する。
これが事業活動なのです。

よくあるのが、クレームが毎月50件ある会社。これを今月は目標25件にしよう。と息巻いて頑張るわけです。
で、結果が23件とかで目標クリア!
やったーー!!

そしてここでやめてしまうのです。
27件減ったし、俺たち頑張った。もういいよね?
という感じ。

ここで満足しちゃうんです。でも、よくよく考えてみると、まだ23件あるわけです。
だから継続しないといけないんです。

常にあるべき姿を基準にする。
理想の状態はなに?

そこに向かい続けることが「前進」なんだと思います。

★研修の効果がぐぐっと向上する「反転学習」始めました!
⇒https://clearkyoto.com/service_inversion

★電子書籍『ワークもライフも欲張ればいい。』購入はこちらから。⇒https://clearkyoto.com/news/326/

★森川ってだれだっけ?プロフィールはこちら ⇒ https://clearkyoto.com/company

★森川の「志」
clearkyoto合同会社では「課長と組織を変える研修」を企画提案しています。
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
clearkyotoのHPはこちら ⇒ https://clearkyoto.com

★森川のもう一つの「志」
2年前に「一般社団法人日本スケジューリング協会」を設立しました。
「タイムマネジメントの考え方や実践法を日本中に伝えて日本をハッピーにする。」
ワークライフバランスとはワークもライフも欲張ることです。そんな時間の使い方を実践することで人生を豊かにする。
そんな世の中を真剣に創ろうと思っています。
タイムマネジメントに関するセミナーを開催したり、それを一緒に広める仲間(認定講師)の養成を行っています。
日本スケジューリング協会のHPはこちら ⇒ https://sche-jp.com

★研修やコーチングで一人一人の変化から組織を変化する。そんな支援をしています。
お問い合わせはこちらから ⇒ https://clearkyoto.com/contact/

★メルマガのバックナンバーはこちら⇒https://clearkyoto.com/blog01

clear kyotoの森川です。

本日は問題解決研修に登壇していました。

問題解決の山場は大きく2つあると思っています。

1つ目は問題の発見。2つ目は対策を沢山案出しすること。

まずは1つ目の「問題の発見」について。

 

問題ってそもそも何か?という事の整理から。

問題とは、「あるべき姿と現状にギャップがある状態」を問題がある、と言います。

ここで大事なのは、あくまで基準は「あるべき姿」ということ。いうなれば理想だったり期待値、ということです。

実は問題発見が苦手な人や組織によくあるのが、この「あるべき姿」を基準にできていないケースがとても多いのです。

 

数年前、ある組織の管理職育成のためにコーチングに入っていた時のことです。

対象者は係長3人。結構いい感じに仕上がってきて、さあ、いよいよ業務改善もしてきましょう、となったのです。で、来月私が訪問する時に改善のテーマを聞きますので、考えておいてくださいね、と宿題を出しておきました。

そして翌月。2人はテーマを考えていたのですが、1人の方がこういったのです。

「森川さん。色々考えたのですが、うちの会社問題ないですわ。だってそこそこうまくいってますもん。」だそうです。

本当にそう思っているのか確認すると本気らしい。私は、「じゃあ、私今朝来た時に問題見つけましたけど、お伝えしていいですか?私が御社に来た時、受付で大きな声であいさつしましたよね?その時事務所に25人ほどいらっしゃいましたが、私の挨拶に返事を返してくれたのはたった2人だけでした。これってどう思います?客の挨拶を23人は無視している。これってまずくないですか?」

といったところ、彼は「うーーん。そんなもんじゃないですか?」とのことでした。

 

別に何人が返してくれてもなんでもいいのですが、理想は全員が反応して挨拶を元気に返している事だと思います。私は。でも、彼は違うんですね。

つまり、あるべき姿のレベルが違うのです。

 

問題がある、というとなんか嫌な感じがするかもしれませんが、そもそも問題が起きていない組織なんてありえません。だって常に環境が変化している以上、なんらかの「ずれ」は発生します。

それに対応していくことが環境適応型の強い組織、とも言えるでしょう。

CSの観点でいえばクレームが1件でもある時点で問題ありです。

でも、それは改善というポジティブなアクションにつながる、大事な機会とも言えます。

今までこうだったから。

他の会社も同じ感じ。

こういう業界だから。

そんな理由で問題を問題と見れなくなってしまうことは少なくありません。

 

是非「あるべき姿」はなんなのか?これを基準にしていきましょう。