おはようございます。clear kyotoの森川です。
昨日は「ティーチング研修」に登壇していました。業務の指示の仕方、指導の仕方、の研修です。
ある参加者の方のお困りごとの中に、「部下が指示通りに動かない」というものがありました。
なるほど。あるある、ですよね。
原因は大きく2つあると思います。
1つ目は、わざと言うことを聞いていないパターン。つまり、部下側の意思、ですね。
2つ目はこちらの意図が伝わっていない、というパターン。
1つ目はお互いの関係性の問題。これはまた別の機会に。
問題は2つ目です。
上司は言った。部下は理解していない、ということ。
それを防ぐにはべたですが「理解度の確認を怠らないこと」です。「小刻みに」。
だって、「分かりません」とか、「ちょっと難しそうです」とか部下は上司に言いにくいに決まってますよね。言えないんです。
そのためにしたほうがいいことは3つ。
①部下の表情を見ておくこと。
②一気に指示を伝えるのではなく、小刻みに「ここまでどう?」と確認を入れる。
③「わかった?」とか「大丈夫?」ではなく、「これ、どう思う?」とか「どう感じた?」という問いに変える。
①を怠ると一方的になりがちです。相手の反応をみることがやり取りの基本。でも、これは難しくないですよね?
②は小学校1年生の子供に何かをお願いすることをイメージしてください。「まずこれやってな、次にこれ。どう?」と小刻みに確認を自然にしますよね。
そして③。YES、Noで答える質問ではなく、オープンな、しかもふわっとした問いに変えてあげる。正解不正解がない問いにした方が相手は答えやすいです。
結構手間だと思うかもしれません。
でも、指示通りに仕事をしないでやり直しをすることの手間やストレスを考えると、間違いなくこっちの方が手間かかりません。相手のことも聞けるし。
指示ってコミュニケーションなのです。伝わらないと意味がない。お互いの頭の中身の共有。
だからこそ、丁寧にした方が気持ちもいいのです。
「伝える」と「伝わる」は大きく違うのですね。