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『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週から複数クラスで「リスクマネジメント研修」に登壇しています。
元人事の森川が何故リスクマネジメント?と思われる方もいるかもしれません。

実は、私が以前いた会社が、とにかく不祥事が多くて多くて・・・。その経験からお伝えできることが多いのです。

と言うのは半分嘘。(ということは半分本当)

リスクマネジメントと言うと、リスクへの備えと思われがちですが、そう捉えているとめんどくさい仕事にしかなりません。
でも、その認識、変えた方がいいですよ。

リスクマネジメントと並んで「通常業務じゃない仕事」と言われるもの。
人材育成。業務改善。そして、リスクマネジメント。
私が昔いた会社でもよく言われました。
通常業務以外のものが増えたって。

でも、よくよく考えてみてください。
マネージャーの責務は、部門の目標達成。これしかありません。
ってことは、人材育成しないと、結果を出し続けることはできません。
業務改善を続けないと、より良い仕事はできません。
そしてリスクマネジメント。
起こりえるリスクを予防する。万が一顕在化した時は速やかに適切に対処する。
でも、そもそもリスクを予防できている職場ってどうですか?
安全な職場。ミスが起きにくい職場。不祥事が起きにくい職場。。。
そんな状態になったらなんかワクワクしませんか?働きやすそうじゃありませんか??

そうなんです。リスクマネジメントは皆が安心して働くことができる職場づくりなんです。
働きやすい職場って、結果出やすいですよね?

つまり、マネージャーの責務を完遂するためには、これらって「当たり前の通常業務」なんです。

メーカーさんとかはこの辺のマインドセットは出来てはるきがしますが、事務系のお仕事は多分マインドセットしきれていない可能性が高いかもしれません。
でも、事務系の職場でも安全衛生面のリスクや不祥事リスクは当然あります。

まずはそのリスクを徹底的に洗い出す。
そして優先順位をつけて、予防措置を考えることをお勧めします。

ただね。

これ、マネージャー独りでやるもんじゃありません。
是非メンバーを巻き込んで、沢山の人とリスクの洗い出しをしてください。
「定期的に」!!

1人より複数の方が沢山意見はでます。
また、定期的に行うことで、不祥事などが発生する確率が下がっていきます。
つまり、やりにくくなるわけです。

安全衛生委員会を毎月実施している職場であればその時必ず、リスクの洗い出しや、ヒヤリハットの共有をしましょう。
安全衛生委員会がなければ、月に一回、リスク会議を是非開催してください。
定例会議の中にいれても結構です。

毎月やらないと現場の意識も上がりません。
そして組織ぐるみで取り組まないと、間違いなく定着しないのも、世の常です。

もし会議の進め方や、そもそもリスクマネジメントについて研修しないとまずいな、という方はモリカワに連絡すると、漏れなくすぐに返信が行きます!

★★★志宣言!★★★
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そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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こんばんは。

clear kyotoの森川です。

 

昨日ナイターでいつものようにテニスの練習をしていました。

そして事件は起きました。

 

1時間くらいたった時に「バチン」とテニスクラブ中の電気が一気に消えたのです。

停電?と思いましたが山科の夜景は相変わらずきれい。

つまり、ここのテニスクラブ全体の電源が落ちたのでした。

 

ブレーカーが落ちたなら入れなおせばいいだけなのですが、全く復旧する感じもしない。

そして結局復旧できず、そのままこの日は解散、でした。

 

リスクマネジメント。私も研修で登壇するテーマなのですが、ここで今回のテニスクラブのリスクマネジメントの評価をしてみたいと思います。

 

リスクマネジメントとはまず、

①リスクを予測し、それが顕在化する可能性を低減すること。

②顕在化した時にどう対応するのか、のルールを決めておくこと。

の大きく2つです。ざっくりいうと。

 

そういった意味では①のリスクの低減は残念ながら全くだめ、と言うしかありません。

電源が落ちる、というリスクは常に想定しておかないといけないものです。

予備電源をおいておく。電源の容量を上げておくなどの対策は考えられます。

もし人為的なものであれば、ある一定の人しか電源にアクセスできないようにしておくことも可能です。

動物とかによる被害でも一緒ですよね。電源の安全を確保すればいいだけです。

まあ、原因は聴いていませんのでなんとも言えませんが、電源が落ちて復旧できない、というのは停電じゃないのにちょっと残念です。

 

でも、②の対応は早かったです。

コートにいるジュニアの子達やスクール生、私たちに対して職員の方がすぐに来て動かないようにと指示を出していました。

ボール集めないでそのままクラブハウスに誘導するなど迅速だったと思います。

(私たちはどうも身内らしく、一番最後でした)

でも、一方で残念なのが、職員の人だれも懐中電灯もってないんですよね。スマホのライトで対応している。

これは備品などの場所が周知されていないことが露呈されているのです。

つまり、職員一人一人が考えて迅速に動いた点は素晴らしいけど、ルールや仕組みになっていない、ということも同時にいえるのです。

 

そんなイレギュラー対応の備えなんてしていられない、と思うかもしれません。

でも、リスクマネジメントは通常のマネジメントの中で当たり前のように行われていると、実は仕事の質を高めるのにも役に立ちます。

 

だって普段からリスクを予測し低減させようと一人一人が考えれば、先回りも出来るし仕事の安定感は増すばかりなのです。

 

是非リスクマネジメントを特別扱いしないで普段から部下との対話に入れていきましょう。

リスクマネジメント。コンプライアンス。

そんなお堅いテーマの研修に今週3日間登壇していました。そう、お堅いテーマも得意なのです。

お堅いテーマを柔らかくする研修講師、森川です。

 

民間企業でも公務員の世界でも「不祥事」はしょっちゅうですね。

そして必ず言われるのが「そりゃ、本人の資質でしょ?」。

そういいたくなる気持ちも分かりますがでも、違います。それを言ったらおしまいです。

 

そういった不祥事を起こさせないためにするのがリスクマネジメント。

その中でカギになるのが「機会」を減らすこと、です。

勿論本人に動機があるからいらん事するわけです。

でも、いらんことしようと思ったときに「でも、これ間違いなく見つかるわ」と思ったら手が止まります。

例えば万引き。

監視カメラがあっても「お、あそこ死角や」と思うと手が動く。

逆におばあちゃん一人でやっている雑貨屋でも狭いし視界が開けているからおばあちゃんにみられてそう・・・、と思うと手が動かない。(スリルを楽しんでいる人は別です)

 

会社も一緒です。

上司の目が行き届いている。

必ずチェックが入っている。

空気的に無理っぽい。

もっと言えば仲がいい上司に見つかって軽蔑されるのはいやだな・・・

 

つまり手が動かなくなる理由を作ってあげることで不祥事は減っていきます。

それがリスクマネジメント。

 

私が以前勤めていたGAPでは、毎日スタッフはシフトが終わって帰るときに私たちマネージャーのバッグチェックを受けなければ帰れません。

皆帰るときに「バッグチェックお願いします~」といって鞄を全開にして中身を見せるのです。

だってストックルームとかから簡単に商品持って帰れる環境だからです。

つまり、持って帰っていないことを毎日証明させる。

でも、これは犯人探しが目的ではありません。

皆を守るために。皆いつも潔白だね、ということを証明するためにやっているのです。

そしてその目的をスタッフに周知しています。

いらんことをさせない。これも「愛」なのです。