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『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週ある専門学校にて就職活動支援の講座を行っていました。
モリカワが就活支援!?珍しい!!と思う方も少なくないと思いますが、実はキャリアカウンセラーになりたてのころは企業人事として働きながら、就活支援もしていました。
だって、若者が納得いくキャリア形成を手伝うのは純粋にやりがいも感じていました。

この日は自己分析の言語化と、模擬面接。
つまり、自分の事を「経験」という事実をベースにして相手に分かりやすく伝える。
その準備と実践をしたわけです。

その時に感じたこと。それは、
「面接は自分が話したい事を話す場ではない」ということ。

学生からすると就職活動。
企業からすると、採用活動。
勿論相互理解の上合意形成する場でもありますが、そもそも自分自身が相手の採用用件にはまらなければ選択もなにもない。

だから就活生が何をしないといけないかと言うと、採用側が何を聞きたいのか?知りたいのかを分かったうえで、それについて話す、と言う事です。
じゃあ、企業側は何を知りたいのか?
それは、「自社の仕事で成果を出すことができる行動特性を持っていて、仕事の場でそれを再現できそうかどうか?」につきます。

趣味とか性格とかどうでもいいです。(全部じゃないけど)
採用は事業の目的や目標を達成するために人的資源を確保することが目的です。
なので、自社の仕事で成果をだす可能性が高い人を採用する。
知りたいのはそこだけと言っても過言ではありません。

なので、就活する側も、自分の過去の経験や行動特性がその仕事でどのように役に立つのか?成果につながるのかを語らないといけないのです。
それが「相手の言葉を使う」ということ。

でも実はこれ。別に就活に限った話ではなくて、普段から実践しないとコミュニケーション不全が起きるんですよね。
例えば上司と部下。
相手が何を知りたいのか?を理解したうえで話した方が、そりゃ「伝わる」わけです。
勿論こちらから何かを伝えることもありますが、その時でも伝わりやすい言葉を使う。
相手が理解しやすいように伝える。

仕事はいつも相手目線。
コミュニケーションも同様です。

たまたま就活支援の場だったのでそんな切り口になりましたが、コミュニケーションの本質は一緒だなと、講座の中で話しながら感じました。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

★「課長と組織を変える研修講師」
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
オンラインもオフラインも提供しています。

事業案内(企業研修)

★「コーチング」
「人生におけるミッションとは作るものではない。発見するものである。」とビクターフランクルは言っています。
どう生きたいかは自身の内側にしかありません。それを発見し、言語化し、イキイキ生きる支援をしています。
そんなイキイキ生きる人を増やしていく事が私のミッションでもあるのです。

事業案内(コーチング)

★「DiSC」
DiSCを活用し、人とのかかわり方を科学的に、効果性を高める支援をしています。自己理解を深めることで他者理解が深まり、結果他者とどう関わるか?が変化します。組織内コミュニケーションの効果性を高めることができます。

事業案内(DiSC)

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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こんばんは。clear kyotoの森川です。

伝えるではなく、「伝わる」って難しい。でも、ちょっとしたツボがあります。

それは、「相手が知りたい話」をすること。

今日私は顧問先で仕事をしていました。

採用担当の男の子と話をしている時に社長がふらりとやってきて、

「20卒の新卒採用の目標人数、どう考えているか教えて。」と言ってきました。

私がしゃべるといけないので担当の男子に任せるのですが、その時にこんな話し方だったのです。

「19採用が〇人だったので前年対比で考えると△人くらいかな、と思ってます。」

案の定社長は納得しません。

前年対比や現場の育成の受け皿を考えると、前年多比で目標を考える。これってそう違和感ないと思います。

でも、社長の目線は違いますよね?

経営戦略を達成するために採用する。これがベースです。

だから彼が知りたいのは、

『現状の社員数が何人で、今何人不足していて、何人中途で採用して、でも、経営数字達成やどんな会社にしたいかを考えて、新卒何人採用するの?』

 

ここなんです。

何故何のために?そして会社をどうしていきたいのか?ここが新卒採用の目的。

だからこの目線にそった話をしないと伝わらない。

いくら正論ぶつけても、相手が知りたいことをベースにしないといかん。

だって、ヨドバシにTVを買いに行って、なるべく安いやつでいいや、と思っている時にスーパー美しい8Kテレビの商品説明されても、うっとうしいでしょ?そういうことです。

だから売れる販売員さんは絶対に最初に聴いてきます。「どんなポイントで決めようと思われていますか?」って。

 

社長と話す機会が多いということはつまり、経営者目線を学ぶ機会にもなる。だから実はその男子にとってはとても良い機会でもありました。