ゆるく長く働くには？_356
2023.07.21
『緩められる大人のメルマガ』
“よく働きよく生きる緩め方”をお伝えしている、森川です。
今日の話はあまり緩くないかもしれませんが、緩く、長く働くためには大事な事だと思います。
私も知らぬ間に今年で50歳を迎えます。
50歳にもなると組織の中での働き方が大分変ってきます。
簡単に言うと、若者に席を譲っていかないといけない。
役職定年があったり、何故？と思われる異動で不本意な部署に行ったり。
勿論出向とかもあるでしょう。
（勿論大活躍の50代の方も沢山おられます！）
私の友人たちも出向先で中々人間関係に溶け込めなくて困っていたり、全く違う畑に飛び込まされて困っていたり、チャンスやポストがどんどん若手に回されていき、分かってはいるけど納得いかない、そんな友人はかなりの数います。
まあ、50代ってそういうことなんだと思います。
冷たいようですが、人事的な見地で話をすると、将来が期待される若者にどんどんチャンスを与えたいし、責任ある仕事を任せて成長させたい。本音です。
また、パフォーマンスの落ちたベテランを同じ処遇で同じポストで雇い続けるほどお人よしではありません。
だってパフォーマンスが上がっていない、というよりも落ちているからです。
そうすると居場所もなくなってくるんですよね・・・。
一方で、50代でもそれなりに楽しく働いている人も勿論おられます。
私が以前勤めていた会社でも、仕事のパフォーマンスがすごく高いわけではないけど、でも、それなりに楽しそうに働いている方はおられました。勿論居場所もちゃんとある。
いくつか共通していえることがあります。
1つ目は、声を掛けやすい人。
普段から柔らかい表情をしているし、自分からも声を掛けている。
そして何よりも仕事のバリアを作らない事です。
例えば他部署の人に何か協力を依頼されたら「いいですよ」と引き受ける。
自分の仕事、自分の仕事ではない。その壁を作っていない。何かあれば「それやりますよ。」と引き受ける。
嫌な顔しないからそりゃあ、声掛けられやすいのです。
2つ目は素直に助けを求められる事。
分からないことがあったり困ったことがあったら周りの人にすぐに助けを求める。そして必ず御礼を言う。
そう。チームワークなんです。
でもこれ、50代とか関係ないんです。
だって、チームに貢献することが仕事であり、周りの期待に応えることが仕事の価値です。
それなのに、「自分の仕事じゃない」とか言って仕事のバリアを作ってしまうことは、チームに貢献していない。
つまり、そこで働く意味がない、という事です。そりゃ、居場所もなくなります。
その基本中の基本をやり続けているから周りから声もかけられやすいし、つまり、居場所ができるのです。
私の周りの大先輩たち（50代60代）で楽しそうに働いている人たちが共通して言う事。
「目の前の仕事をとにかくちゃんとやる。与えられた役割をしっかりと果たすこと。それしか部署になじむ方法はないですよ。」と皆さん言われます。
ベテランの方は勿論それまで頑張ってきたプライドとかあると思います。
勿論本音は不本意な気持ちを持っているかもしれません。
家族を養うためには仕方ない、と思っているかもしれません。
でも、自分の居場所を作るには自分で周りの役に立つことしかない。
それくらいの割り切りが長く、それなりに楽しく、安心して働くコツなのかもな、と感じました。
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